皆さんは、妊娠したら、産婦人科にかかりますか?
それとも、助産院にかかりますか?
まず、産院を選ぶ理由は、出産のスタイルもあるかと思いますが、産後、母乳で育てたいというママの希望をどう叶えるかということに尽きると思います。
母乳のことを考えている産院にしなければ、産後すぐに赤ちゃんに十分な母乳を与えることは、ほぼできません。
余程、出がいい人でない限りは、必ず、粉ミルクを足していくことになります。
でも、初めて、ご出産される方は、特に悩みがつきまといます。
産婦人科で出産するか、助産院で出産するか・・・。
助産院で出産したいとお考えの方は、ほぼ、母乳で育てたいと思っている方でしょう。
どうして、悩んでしまうのかというと、助産院で生みたい、でも、赤ちゃんに何かあったら、自分に何かあったらどうしよう・・・。
助産院は、赤ちゃんも順調でママにも全く問題がなく、全ての経過が順調でなければ出産することはできません。
それは、医師がいない、また設備が十分でないためです。
出産前に、何か異常が見つかれば産婦人科へ転院することになるはずです。
また、産後に何かあれば、提携している総合病院などへ搬送されることとなります。
しかし、産後にもし、赤ちゃんに何か問題があったとしても即、命に関わるというようなことは少ないので、搬送後の病院で十分対応できるそうです。
また、産婦人科で出産しようとお考えの方は、やはり、医師がいる方が安心という方でしょう。
母乳のことはあまり考えていないという方もいらっしゃると思いますが、赤ちゃんにとってもママにとっても、やっぱり母乳が一番です。
産後の授乳時もミルクを作るという手間がありませんし、いつでも与えるときは新鮮な栄養を与えることができます。
そして、産後のママの体を順調に元に戻そう(妊娠前の状態)という自然の働きをうながし、また産後太りなどの心配もまずありません。
人間の体というのは、本当に理にかないよくできているのです。
産婦人科でも、母乳に力をいれているところはありますが、正直、それはとても少ないです。
医師がいる病院がいいとお考えの方で、やっぱり母乳育児がしたいとお考えの方は、病院、または、出産経験のある方に母乳に力をいれてくれている病院なのか、どの程度、母乳のケアをしてもらえるのかを必ず確認してください。
母乳に力をいれている産婦人科は遠くて通いきれない、出産のとき、家から病院までの距離があるから心配という方もいらっしゃるかもしれません。
産院は、何か身体的な事情で通院するのが大変ということがあれば別なのですが、そうでなければ自宅からの距離で決めるのはお勧めできません。
出産のときに心配という方ですが、赤ちゃんはそんなに、すぐには生まれませんので、その辺りは、あまり、心配しなくても大丈夫です。
母乳に力を入れてくれている産婦人科は、産前の検診時にも必ず、おっぱいを見てくれます。
そして、ママに問題がなければ、産前に母乳マッサージをし、赤ちゃんが生まれた時に母乳をすぐに与えることが出来るように乳腺を開通させてくれます。
そして、産後は、毎日、必ず母乳をマッサージしてくれます。
そうでないと、産後、すぐから母乳だけで、赤ちゃんに栄養を与えていくということは無理でしょう。
助産院で出産する方は、確実にこういった母乳ケアを受けることができますが、産婦人科は、医師の方針により様々です。
母乳に力をいれてくれていない産院は、母乳マッサージは全く施されないと思っていて間違いないでしょう。
母乳を出すには、赤ちゃんに吸ってもらうしかないということを告げられるだけで、その先がないのです。
産婦人科に通うことを決め、母乳に力をいれてくれていない産院だった場合には、同時に助産院にも通うことをお勧めします。
出産を取り扱っている助産院は、長野市内には1つしかないと思います。
しかし、出産は取り扱っていないけれど、母乳マッサージや、産前産後のママのケアなどを行っている助産院はたくさんあります。
産婦人科に通いながら、助産院に通えば、産後、赤ちゃんにスムーズに母乳を与えることが出来ます。
私は、一番上のお姉ちゃんを出産した時には、母乳のことなど全く考えていませんでした。
出産したのも産婦人科で、母乳マッサージなどは全くなく、一応、母乳を吸わせてから、粉ミルクを与えるという指導はあったものの、最初は出ないからなどと言われ、粉ミルクを出産直後から与えていました。
結局、生後4か月頃に母乳の出が悪いので、粉ミルクオンリーになってしまったのです。
つわりがかなり酷く、初めての子供だったので、旦那さんに毎日、病院まで送ってもらい、点滴の日々でした。
脱水で、赤ちゃんの命が危ないと言われ、そういう意味では、医師のいる病院で安心はできたかなと思います。
二番目のお姉ちゃんは、一番上のお姉ちゃんを出産した産院がなくなってしまったのと引っ越しをしたのもあり、産院を変えました。
そこは、産婦人科でしたが、母乳にとっても力をいれている産院で、産前、産後、母乳のケアをしっかりとしてくれたので、完全母乳で育てられました。
私は、母乳は出ないんだと思い込んでいたので、びっくりしました。
その産院の婦長さんに、母乳が出ない人なんていないと言われ、ケア次第でどうにでもなるということを知り、またまたびっくりしたのです。
でも、この時の妊娠では、色々なことがあり、医師のいる産婦人科でないと出産は無理でした。。。
一番上のお姉ちゃんの時と同じく、水も飲めないほど重症のつわりで、即入院です。
2か月くらい、つわりで入院しました。
また、8か月の時に、私自身がものすごい、頭痛と高熱、吐き気で、またも即入院です。
その時は、髄膜炎という診断でした。
まさか!という感じで、抗生剤の点滴、1時間おきに赤ちゃんの心音の確認、気が気でなかったです。
生まれたとしても、健康な体の赤ちゃんでないかもしれない・・という不安もあり出産するまで、悩んでいましたが、婦長さんに、どんな子が生まれたって、あなたの赤ちゃんなのよ!かわいい赤ちゃんに変わりはないでしょう!しっかりしなさい!と言われ、不安から抜け出せたことを覚えています。
本当に、そうですよね。
どんな子が生まれても、かわいいかわいい私の赤ちゃんなのです。
この病院では色々なことに気づかされ、入院も出産を入れて3回目だったので、とても印象深い出産となりました。
また、とっても元気で健康な赤ちゃんが生まれ、嬉しくて泣いてしまいました
2番目のお姉ちゃんの時には、色々なことがあったので、3番目の時にも、産婦人科かなーと漠然と思っていました。
でも、最後は本当は助産院で生みたかったですねー。
年齢的にも助産院では、無理だろう思いましたし、やはり髄膜炎の時のことがあったので、産婦人科に決定しました。
その間、さらに引っ越しがあり、2番目のお姉ちゃんを出産した産院とは別の産婦人科にかかることにしたのです。
ここは、赤ちゃんの心音が確認できると、母親学級のテキストを頂けます。
そこには、〇か月の時には、おっぱいを確認します。
などと、主要箇所の月齢のところに書いてあるのです。
それを見る限り、母乳に力を入れているのだと思い込んでいましたが、検診の時に一度も、おっぱいを確認されたこともなかったですし、また、産前産後、入院中でさえ、母乳マッサージは一切なかったです。
2番目のお姉ちゃんは、完全母乳だったのに、どうして3番目の子はダメなの?と。
しまった!産院をもっとよく考えるべきであった・・・と、初めて気が付いたのです。
引っ越したからといって、産婦人科を変更するべきではなかったんです。
完全母乳で育てられたのは、ケアをきちんとして頂けたからなんですよね。
そして産後、退院してからすぐに助産院に通い始め、2か月ほどで、ようやく完全母乳になりました。
それでも、遅かったですね。。。妊娠中に助産院に通うべきでした。
助産院は、母乳マッサージをするだけでなく、お産に関する色々なお話も聞けますし、産後もママの疲れている体を癒してくれたり、心のケアもしてくれます。
産後は、体も元に戻っていないし、赤ちゃんのお世話、上の子供たちのこと、家事、やることがたくさんあって、ママは疲れ切ってしまいます。
私の経験からですが、産院選びで何か、不安を感じ迷っているのなら、産婦人科に通いながら助産院に通うのが最もBESTかもしれません。
または、母乳ケアの行き届いた産婦人科ですね。
でも、私自身が若く、今まで何の問題もなかったのなら、やはり、助産院で出産したいです。
助産師の先生もその道のプロです。
もし、問題が発生したのであれば、その時、考えればいいのです。
その時は、どうすべきか助産師の先生が、道を示してくれるはずです。
産院選びは、本当に大切です。
自分の選択を信じて、頑張って下さいね。
今日は、「
醤油麹とモロヘイヤのさっぱりお浸し」もUPしていますので良かったらご覧くださいね。