2012年09月01日
ポリオワクチン etc・・・
今日から9月ですね。
暑い夏でしたが、秋になるのかと思うと嬉しいような寂しいような気がしています。。。
ところで、今日から不活化ポリオワクチンが導入され接種が開始されます。
すでに、病院に予約された方々も多くいらっしゃると思います。
今まで、生ワクチンだったので接種する時には、副反応が出ないか、とても心配でした。
今までのポリオワクチンでは、ポリオにかかってしまう可能性があったんですよね。
でも、不活化になるので、病原菌を殺したものを使っているので、そういった心配がなくなるわけです。
親としては、心配が一つ減るのですから、安心して接種ができます。
しかし、今から数十年前に、日本も不活化ポリオワクチンが導入されたことがあったようです。
でも、今日までは生ワクチンを接種していた訳ですから、不活化ポリオワクチンの方がどう考えても安全であるのに、どうしてなのかなーと思いました。
すると、不活化ワクチンの中の病原体がきちんと死んでおらず、ポリオにかかってしまった子供が多数いたのです。
こうして、また生ワクチンに戻ったということです。
現在は、徹底された管理のもとに精製されているので、まず心配はないとは思いますが、初めて受ける側としては、心配です。
海外では、とうに不活化ポリオワクチンが導入され、日本はこれからという段階で、予防接種に関しては、かなり遅れをとっています。
日本はポリオに関して根絶宣言がなされていますが、しかし、受けないという選択肢はあまりにも危険です。
ポリオは、一度、発症すれば元に戻ることはありません。
こういった具合に、予防接種というのはいつも危険と安心が背中合わせなんですよね。
うちのbabyは、お姉ちゃんの水疱瘡が完全に移っているらしく、ポリオワクチンは10月ごろから受けることになりそうです。
でも、10月と言えば、インフルエンザの予防接種も始まります。
ただでさえ、予防接種の種類や回数が増え大変なのに、また予防接種が重なってくるんですよねー。
ポリオワクチンは不活化なので、その他の予防接種と同時接種が可能だそうです。
でも、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、三種混合ワクチン、この予防接種は、同時接種可能でしたが昨年、同時接種をした子供から、死亡例が数件出たため、一時、接種が見合わせとなっていました。
しかし、うちのbabyの接種時期には、因果関係が認められなかったということで、また同時接種再開となっていました。
一つ一つ受けていくということも出来るのですが、結局、最後には、間に合わなくなり同時接種をせざるを得ない状況が現状です。
一つ一つ受けていくと、1歳を超えてしまうと思います。
うちのbabyもヒブワクチンと小児肺炎球菌ワクチンは同時接種しました。
その時は本当に迷いました。
もしかしたら、亡くなってしまうかもしれないと心配で心配で。
結果は、大丈夫でしたが・・・。
同時接種の前にもう一つ悩みの種がありました。
それは、日本脳炎ワクチンにも関係します。
ヒブワクチンと日本脳炎ワクチンは、培養細胞が同じなんです。
そして、何の細胞に由来しているかというと、牛です。
数年前、日本脳炎ワクチンで副反応が出て、一時見合わせとなり、2年ほど前に牛に由来したワクチンに変更され、現在に至ります。
本当は、日本脳炎ワクチンは牛の前にもう一つ新しいワクチンが出来たのですが、現時点ではそのワクチンでの接種は出来ないので割愛します。
現在の新しいワクチンになり、ちょうど、真ん中のお姉ちゃんが接種年齢になったんです。
そして、受けに行ったことから始まります。
一番上のお姉ちゃんも初回の最後のワクチンがまだったので受けようと思っていたんですよね。
いつもの小児科に予約していくと、受付で小さな用紙を渡されました。
そこには、新しい日本脳炎ワクチンについての注意書きが書いてありました。
どのような内容かというと、一言でいうと、クロイツフェルトヤコブ病になる可能性があるということです。
これがどういうことか・・・本当にびっくりしました。
この病気は、狂牛病の牛の脳などを人間が食べると、人間にも移り、その病名がクロイツフェルトヤコブ病です。。
当時の注意書きには、このワクチンで使われている牛の原産国や、狂牛病だった牛の細胞を使っているのかどうかは、分からないと書いてあったんです。
驚きでした。
そして、一応、先生にどういうことなのか聞きたくて診察室に入りました。
すると、世界中の人に100万回ずつ同じワクチンを接種しても、そのうちなるのは1人いるかいないかです。と。
それでも迷っていると、なる可能性はほとんどないんだから迷う理由がないと言われました。
でも、接種が開始されたばかりのワクチンだし、結局その日は受けるのを止めました。
ヤコブ病は、感染してからすぐ発症するのではなく、20年も先に発症したりするのです。
ですので、注意書きには、今までこのワクチンで発症した人はいないと書いてあります。
接種が開始されてから、何十年も経っていないので、今まではいない、でも未来は分からないのです。
薬害がニュースになっている今、何十年先に何かが起こる可能性も否定できません。
他の何人かの小児科に先生にも聞きましたが、ヤコブ病になるより日本脳炎にかかる確率の方が高いから受けるべきだという先生もいましたし、新しいワクチンになったのにこの問題が出てきて、問題になっているという先生もいらっしゃいました。
しかし、結局、牛肉を食べていれば一緒です。と言われました。
いくら、食生活を気を付けていても、子供は学校で、給食を食べています。
外食をすれば、牛肉が入っていることもあります。
でも、少なくとも狂牛病にかかった牛肉は食べていないですよね。
それが問題です。
注意書きによると、分からないと書いてあるのですから。
結局、上のお姉ちゃん2人は、日本脳炎を接種することを止めました。
そうしていたら、babyが生まれ、ヒブワクチンを受けなければならない状況になり、また悩みました。
しかし、現在は、どの国の牛を使っているのか、安全な牛なのかという問題は、2年前と違い、クリアーになっていました。
原産国がきちんと分かっていて、狂牛病でない牛を使っている、徹底した管理の元でワクチンを精製しているということです。
でも、接種前に先生に、もう一度ヤコブ病のことを聞いてみると、まったく心配がないとは言えない、もう、受けるしかないんです。という回答でした。
これから、子供たちが成長して何年か経ち、もしかしたら、ミドリ十字のような薬害のような問題が出てくる可能性も、なきにしもあらずですが、2年前とは違うワクチンであるということと、日本脳炎、ヒブ、ともにかかれば、命に係わるので、3人とも
現在は、接種しています。
今日から、新しいポリオワクチンの接種が始まります。
まだ不安もありますが、わが子を病気から守りたいという親の気持ちは皆、同じですよね。
前向きに考えていきましょう。
病院からの説明や、注意書きなどの提示などが一切行われないままに、受けてしまったという方も数多くいらっしゃることと思います。
今、このブログを読んでびっくりされている方もいるかもしれません。
これから、予防接種を受けられるという方、一度はどんな予防接種なのかということを考えてみるいい機会かもしれません。
また、不安のある方は、納得がいくまで、小児科の先生に、よく、お聞きください。
私自身、数年の間、本当に悩んでいたので、もし、悩んでいる方がいらっしゃったら、何かの参考になればと思い綴りました。
Posted by ふうお at 07:13│Comments(0)
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